エアコン・室外機（立ちおろし設置・配管化粧カバー〈スリムダクト〉） RAS-AJ22L-W 日立｜取り付け電気工事

エアコン・室外機（立ちおろし設置・配管化粧カバー） RAS-AJ22L-W 日立｜取り付け電気工事｜川崎市中原区

「追加で2階の部屋にエアコンを設置したいけど、どうすれば…」
「2階にエアコンを設置したいけど、室外機の置き場が…ない！」
「1階に室外機を置いてエアコン本体は2階って大丈夫なのかな？」

などなど、エアコンの新設や追加でこのようなお悩みはございませか。この記事では、「立ちおろし設置」でエアコンを取付した工事内容を「作業前」と「作業後」の写真付きでくわしくご紹介します。配管の仕上がり（見た目）もきになるところですよね。もちろん、このあたりもしっかりご紹介しています。

1階に室外機、2階にエアコン本体って大丈夫？

はい、基本的に大丈夫です。
ただし、「立ちおろし設置」（1階室外機、2階室内機）を安全かつ効率的に行うためには、いくつか重要な条件があります。

立ちおろし設置：エアコンの室外機を、室内機と上下階などで離れた場所に設置する際に使われる「設置方法」（配管を壁に沿って下ろす）です

そもそも「立ちおろし設置」は可能か？

可能です。メーカーが想定している設置方法の一つだからです。

家庭用エアコンは、室内機と室外機の間に「許容高低差」（垂直方向の高さの差）と「最大配管長」（水平方向の長さを含む全体の長さ）が設定されており、この範囲内であれば問題なく稼働できるように設計されています。

許容高低差: 一般的な家庭用エアコンの場合、7m〜10m程度の許容高低差が設定されていることが多いです。2階建ての建物であれば、室内機と室外機の高低差は十分この範囲内に収まります。
配管長: 最大配管長は機種にもよりますが、15m〜20m程度まで対応できるものが多く、こちらも2階から1階への立ちおろしで超えることは稀です。

重要な条件：冷媒ガス（フロンガス）の追加チャージ

配管が長くなると、メーカーが出荷時に充填している冷媒ガスの量だけでは足りなくなり、十分な冷暖房能力を発揮できなくなる可能性があります。

対応策： 一定の長さを超える場合、工事の際に冷媒ガスを規定量追加で補充（ガスチャージ）することで、エアコンの性能を維持できます。これは経験豊富な業者が適切に行うべき作業です。

性能への影響は？

立ちおろし設置は、室内機と室外機の距離が長くなるため、以下のような影響が懸念されますが、適切な工事を行えば問題ありません。

懸念される点	対策・結論
冷暖房効率の低下	ガスチャージを行えばほぼ影響なし。配管が長い分、冷媒が移動中に熱を多少受けますが、規定の範囲内であれば、ガスチャージを適切に行うことで、本来の性能を維持できます。
ドレン水（結露水）の水漏れ	勾配管理が最重要。配管を垂直に下ろす際、水平方向の配管部分で適切な下り勾配を確保することが必須です。勾配が取れていれば、水の逆流による水漏れは防げます。

注意点

立ちおろし設置は技術的に可能ですが、工事費用が高くなることは避けられません。

高所作業費: 2階の屋外作業には、安全確保のための費用（高所作業費）が発生します。
配管延長費: 標準の配管長（4mなど）を超えた分の費用が発生します。
化粧カバー費: 美観のために化粧カバーを使用する場合、長い距離のカバー代と設置工賃が追加されます。

作業前

立ちおろし設置の注意点

配管の長さと勾配（ドレン水の流れ）
配管長: 室内機と室外機の距離が長くなるため、規定の最大配管長を超えないか、また、その長さに見合った冷媒ガスの追加チャージ（ガス補充）が必要かどうかを確認しなければなりません。ドレン勾配: エアコン運転時に発生するドレン水（結露水）がスムーズに排水されるよう、配管を壁に沿って下ろす際にも、水平方向に対して適切な下り勾配を確保することが非常に重要です。勾配が逆になっていると、ドレン水が逆流し、室内機から水漏れする原因になります。
配管化粧カバーの選定と取り付け
化粧カバーの選定: 建物の色や材質に合わせて、配管化粧カバー（スリムダクト）の色や種類を選びます。立ちおろし設置では、壁の角を曲がる部分や、配管を固定するための部材（曲がり、ストレート、エンドキャップなど）が多く必要になります。
防水処理: 化粧カバーを取り付ける際のビス穴や、カバーの継ぎ目から水が浸入しないよう、コーキング剤などによる防水処理を確実に行う必要があります。防水が不十分だと、建物の躯体を傷める原因となります。
室外機の設置場所と転倒防止
安定性: 長い配管が壁から室外機につながるため、室外機本体が安定した場所に設置されているか確認します。
固定と振動: 強風や地震などでの転倒を防ぐため、アンカーボルトや固定金具で室外機を確実に固定します。また、運転時の振動が建物に伝わって騒音にならないよう、防振ゴムを使用することも推奨されます。
作業の安全確保
高所作業: 2階以上の窓横など、高所での作業になる場合は、安全帯などの適切な安全対策を徹底することが最も重要です。
梯子・足場: 安定した梯子や足場を使用し、無理な体勢での作業を避けることが、事故防止につながります。

作業後

エアコンの「配管化粧カバー（スリムダクト）」のメリット

エアコンの「配管化粧カバー（スリムダクト）」は、費用はかかりますが、設置するメリットは非常に大きいです。特に「立ちおろし設置」のように配管が長く、目立つ位置を通る場合には、その価値がより高まります。
主なメリットは以下の2点に集約されます。

1. 建物の美観を大きく向上させる、これが化粧カバーの最大のメリット！

見た目のスッキリ感： 化粧カバーを付けない場合、配管は冷媒管とドレンホースをまとめて「配管テープ（ビニールテープのようなもの）」でぐるぐる巻きにした状態で外壁に露出します。化粧カバー（多くは樹脂製の四角いダクト）で覆うことで、配管周りが非常に直線的で整然とし、スッキリとした印象になります。
外壁との調和： 配管テープは基本的にアイボリーや白が多いですが、化粧カバーにはアイボリー、ホワイト、ブラウン、ブラック、グレーなど複数の色があり、外壁の色に合わせて選ぶことができます。これにより、配管が目立たず、建物の外観デザインを損ねることを防げます。
「立ちおろし」との相性： 2階から1階まで配管が縦に長く伸びる「立ちおろし設置」では、テープ巻きだと非常に目立ってしまいますが、化粧カバーを使えば建物の縦のラインとして馴染ませやすくなります。

2. 配管自体の劣化を防ぎ、耐久性を高める！

化粧カバーは、エアコンの重要な部品である配管を外部の過酷な環境から守るシェルターのような役割を果たします。

紫外線（UV）からの保護： 配管テープやその下にある冷媒管の断熱材（保温材）は、直射日光の紫外線を長期間浴びると、数年でボロボロに劣化し、剥がれてしまいます。化粧カバーはこれを完全にブロックし、配管の寿命を大幅に延ばします。
雨風・物理的な保護： 台風や強風による雨風や、鳥、虫、猫などの小動物からの物理的な損傷を防ぎます。特にドレンホースなどがむき出しになっていると、動物にかじられたり、詰まりの原因になったりするリスクが減ります。
冷暖房効率の維持： 断熱材が紫外線で劣化して剥がれると、配管内の冷媒が外気の影響を直接受けてしまい、冷暖房効率の低下や電気代の増加につながる可能性があります。カバーはその断熱材を守ることで、エアコンの性能を長期的に維持するのに役立ちます。

お部屋にエアコンを設置完了！スッキリ美しく仕上がりました。

まとめ

エアコンの立ちおろし設置電気工事は、単なる追加作業と費用ではなく、「新しいエアコンの性能を最大限に引き出し、安全な暮らしを守るための投資」と言えます。

既設機種：	–
交換機種：	SDG-1200GBM　高須産業 SDG-1200GSM　高須産業 RAS-AJ22L-W（ルームエアコン）　日立
対応地域（エリア）：	神奈川県川崎市中原区

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