こんにちは!川崎市中原区電気工事.comです。
この記事では、蛍光灯照明から最新のLEDシーリングライトへの交換事例をご紹介するとともに、多くの方が疑問に感じる「シーリングライトの基礎知識」と「安全な交換方法」について解説します。
「シーリングライトってどういう意味?ペンダントライトと何が違うの?」
「シーリングライトの蛍光灯を自分でLEDにできる?」
「古い照明の交換は自分でもできる?天井を傷つけずに外せるの?」
といったお悩みをお持ちの方に、特におすすめの情報です/
今回は、既設の蛍光灯から、タキズミ(UX-01)やホタルクス(HLDZ06208)といった機種への交換事例を元に、電気工事が必要なケースと、圧倒的な省エネ効果について詳しく解説します。ぜひ最後までお読みください。
基礎知識 – シーリングライトとは?
交換前に知るべきこと
照明器具は種類が多く、交換を検討し始めたお客様にとって「シーリングライト」「ペンダントライト」といった用語の違いは分かりにくいものです。まず、その基本構造を解説します。
1. シーリングライトの定義と特徴
「シーリング(Ceiling)」は英語で「天井」を意味します。シーリングライトは、その名の通り天井に張り付くように密着させて設置する照明器具です。
| 特徴 | 詳細 | 交換におけるメリット |
| 設置方法 | 天井に設置された引掛シーリングという配線器具にカチッと嵌めて使用します。(※一部の古い照明は天井に直結されています) | 天井高を確保でき、部屋全体を均一に照らすのに適しています。 |
| 光の広がり | 部屋全体に光を拡散するため、影ができにくく、学習や作業スペースに向いています。 | 交換後のLED化により、明るさや色を細かく調整できるものが増えています。 |
2. シーリングライト vs. ペンダントライト
シーリングライトと並んでよく使われるのがペンダントライトです。両者は用途が異なります。
- ペンダントライト: コードやチェーンで吊り下げて使用する照明器具です。
用途: 食卓の上やカウンターなど、特定の場所を照らしたり、インテリアとしてのデザイン性を重視する場合に用いられます。 - シーリングライト: 天井に密着させるため、部屋全体を照らす主照明として使われます。
3. 蛍光灯とLEDシーリングライトの基本構造の違い
今回のように「蛍光灯」から「LED」へ交換する際、その構造の違いが交換の容易さを左右します。
| 構造要素 | 従来の蛍光灯シーリングライト | 最新のLEDシーリングライト |
| 光源 | 蛍光管(丸い管) | LEDチップ |
| 寿命 | 約6,000〜12,000時間 | 約40,000時間(交換の手間が激減) |
| 交換方法 | 蛍光管のみを交換可能 | 光源(LEDチップ)は器具本体に組み込みのため、寿命が来たら器具全体を交換するのが基本 |
| 調光・調色 | 搭載機種が少ない | 全機種に近く標準装備されており、リモコンで調整が容易 |
| 消費電力 | 高い | 非常に低い(省エネ効果大) |
蛍光灯からLEDへの交換は、単なる電球の交換ではなく、器具そのものを交換することになり、圧倒的な省エネと利便性の向上に繋がります。
交換方法解説 – 自分でできる?天井を傷つけずに外せる?
安全第一の考え方
シーリングライトの交換は「誰でも簡単にできる」と誤解されがちですが、ご自宅の天井の配線器具の状態によって、資格が必要な電気工事になる場合があります。たとえ資格不要の作業であっても、高所作業や電気配線に関わる作業は常に危険を伴います。
当社の推奨
安全と確実性を考慮し、天井に跡を残さない美しい仕上がりを望む場合は、迷わず専門業者にご依頼いただくことを強くおすすめします。
ここでは、お客様が安全に交換を進めるために知っておくべきポイントを解説します。
1. 電気工事士資格不要で交換できるケース
ご自宅の天井に、以下の「引掛シーリング」という配線器具が設置されている場合、電気工事士資格は不要です。
引掛シーリングが設置されている
天井にカチッと嵌めるタイプの配線器具(丸形、角形、埋込型など)がついていれば、新しいLEDシーリングライトのコネクタを差し込み、器具本体を回してロックするだけで交換できます。
注意喚起
必ずブレーカーを落とすか、壁のスイッチを切ってから作業を行ってください。
高い場所での作業になるため、不安定な足場(椅子など)は使用せず、安全な脚立を使ってください。
古い蛍光灯器具の取り外しには、経年劣化による破損や、天井の破損リスクが伴います。無理せず専門家にご相談ください。
2. 電気工事士の資格が必要なケース(業者への依頼が必要)
以下のようなケースでは、電気工事士の資格が必須となり、専門業者に依頼しなければ法律違反になる可能性があります。
| 必要な作業 | 状況とリスク |
| 配線器具の交換・設置 | 蛍光灯の器具が古く、新しいLEDシーリングライトの規格に合わない場合。引掛シーリング自体を交換・新設するには資格が必要です。 |
| 直結式の照明 | 照明器具の電線が天井裏の配線に直接接続されている場合(直結式)。この配線を外す・接続する作業は全て電気工事です。 |
| 配線器具の増設・移設 | 部屋の真ん中に照明がないため、天井裏から新たに電源を引く工事。 |
注意事項:資格が必要な工事を無資格で行うと、感電や火災のリスクがあり、非常に危険です。
3. 古い照明を外す際の注意点:天井を傷つけないために
古い蛍光灯シーリングライトは、経年劣化により、プラスチック部分が硬化していたり、ネジが錆びていたりすることがあります。
- 無理に引っ張らない:本体を無理に引っ張ると、天井の壁紙(クロス)が破れたり、石膏ボードにヒビが入ったりする原因になります。
- 古い器具の「固定ネジ」を確認:特に古い直結式の器具は、引掛シーリングではなく、ネジで直接天井に固定されていることが多いです。ネジをすべて外しきってから、慎重に器具を降ろす必要があります。
事例紹介
蛍光灯からLEDシーリングライトへの交換
| 項目 | 詳細 |
| 既設機種 | 蛍光灯シーリング照明(タキズミ(瀧住電機工業)など) |
| 交換機種(リビング) | タキズミ(瀧住電機工業株式会社)シーリングライト UX-01 |
| 交換機種(寝室) | ホタルクス(HotaluX)HLDZ06208 |
| 交換の動機 | 電気代の削減(省エネ化)、蛍光灯の交換手間からの解放、照明器具の老朽化。 |
1. お客様の主なご要望と不安
- 電気工事の必要性:「古い照明なので、交換の際に複雑な電気工事が必要になるか知りたい。」
- 天井への影響:「自分で外すのは怖い。天井を傷つけずに、古い跡も残らないように綺麗に交換してほしい。」
2. 当社の対応と選定のポイント
- 確実な配線器具の確認:既設の蛍光灯照明を慎重に取り外し、天井の引掛シーリングの状態を確認。必要に応じて新しい規格への交換を提案し、電気工事士が安全に作業を実施しました。
- 美観の確保:器具を外した際の天井の跡や汚れを考慮し、新しいシーリングライトが天井にぴったりとフィットするよう、丁寧に設置しました。
大まかな交換作業工程
| Step | 作業工程 | 専門業者に依頼するメリット |
| Step 1 | 養生と電源遮断 | 安全確保:作業前に必ずブレーカーを落とすか、スイッチを切り、感電リスクをゼロにします。作業箇所周辺を養生します。 |
| Step 2 | 既設蛍光灯器具の取り外し | 天井の美観維持:古い蛍光灯器具を慎重に外し、天井の破損や、古い配線器具のネジ穴跡が残らないよう配慮します。 |
| Step 3 | 配線器具の確認・交換 | 専門工事:引掛シーリングが古い場合や、直結式の場合は、電気工事士が新しい引掛シーリングへ安全に交換する工事を行います。 |
| Step 4 | 新設LED器具の設置 | 確実な設置:新しいLEDシーリングライト(タキズミ UX-01など)を天井の引掛シーリングに確実に取り付け、しっかりと固定します。 |
| Step 5 | 結線・動作確認 | 機能確認:電源を戻し、リモコン操作、調光・調色機能、タイマー機能などが正常に動作するかを徹底的に確認します。 |
| Step 6 | 後片付け・廃棄物処理 | 手間いらず:撤去した古い蛍光灯照明器具や梱包材は、当社が責任をもって回収・適正に廃棄処分いたします。 |


全ての作業完了後、リモコン操作、調光・調色機能、タイマー設定といったLED照明の全機能が正常に動作するかを試運転で確認し、器具と天井との間に隙間がないか、最終的な設置美観をお客様にご確認いただき、作業完了となります。
まとめ
この記事では、シーリングライトの基礎知識から、古い蛍光灯照明からLEDシーリングライトへの交換事例までをご紹介しました。
古い器具からの交換や、配線器具(引掛シーリング)の交換が必要な電気工事を伴う交換は、安全のためにも必ず電気工事士の資格を持つ専門業者にご依頼ください。
「少し暗くなった気がする」「また変色してきた」などの気になるサインや「これってどこに頼めばいいんだろう?」と迷うようなことでも、いつでもお気軽に「株式会社エヌ・アイ・シー(川崎市中原区電気工事.com)」にご相談ください。プロの視点で点検させていただき、みなさまの安心をサポートいたします。
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