「蛍光灯って禁止になるの?いつから?」
「台所の手元の明るさを改善したい!食材の色も気になるし…」
「台所の照明器具カバーや本体に油やホコリが付きやすく、掃除がしにくいのよね~」
このような蛍光灯へのお困りごとはございませんか。一般照明用の蛍光ランプの製造と輸出入は2027年末までです(蛍光灯の2027年問題)。
「まだ大丈夫」と思っていても、早め早めの行動が重要になってきます。なぜなら、期限が近づくと【蛍光灯・LED双方の値上がり】や【工事の予約困難】、そして【故障した際の交換用ランプの欠品】といったリスクが高まるからです。本記事では、蛍光灯から NECホタルクス HLDZ06208への交換電気工事を事例として、詳しく解説します。
早め早めの行動が重要~2つの理由
- コスト増加(蛍光灯もLEDも値上がり傾向):
蛍光管は入手できなくなります。2027年末以降は、交換用蛍光管の在庫が尽きると、球切れになっても交換ができなくなります。
照明が使えなくなった時点で、強制的に器具ごとLEDに交換する工事が必要になり、計画的でない突発的な出費と工事待ちの期間が発生します。 - 故障時の対応不能(交換したくてもできない事態):
蛍光灯器具本体(安定器など)の寿命は一般的に10~15年と言われています。期限を待たずに器具本体が先に故障した場合、部品がないため修理はできず、いずれにせよLED器具への交換が必要になります。
蛍光灯の2027年問題とは?
蛍光灯の製造・輸出入が禁止に:
蛍光灯の2027年問題とは、「水銀に関する水俣条約」に基づき、2027年末をもって一般照明用の蛍光ランプ(蛍光灯)の製造と輸出入が原則として禁止されることです。
これは、蛍光灯に含まれる水銀が環境や人体に与える影響を懸念した世界的な取り決めによるものです。
LEDシーリングライトへ交換するメリット/
今回は「NEC ホタルクス HLDZ06208」へ交換
「NEC ホタルクス HLDZ06208」は、基本的には居室向けに設計されたシンプルなLEDシーリングライトですが、キッチンの照明として採用することで、従来の蛍光灯が抱えていた多くの悩みを解決し、以下のような具体的なメリットが得られます。特に、蛍光灯時代に感じていた「明るさの不足」「掃除のしにくさ」を大幅に改善できます。
キッチンで HLDZ06208を使うメリット
作業効率UP!「明るさ」と「色の見え方」
- HLDZ06208 は、昼光色(青みがかった白い光)が基本で、明るくさわやかな光が得られます。キッチン全体を均一に照らし、手元の影を減らすため、包丁を使う作業や細かな盛り付け作業の安全性と効率が向上します。
- この機種の特長である「よみかき光」は、文字の読みやすさを重視した光です。レシピ本や調理家電の細かい表示なども、はっきりと見やすくなります。
- 平均演色評価数(Ra)が85と比較的高い水準にあるため、食材の色をより自然に、鮮明に再現できます。肉の焼け具合、野菜の鮮度、揚げ物の色など、調理中の色の判別ミスを防ぐことができます。(蛍光灯で悩んでいた「食材の色の見え方」が改善します。)
手間いらず!掃除・衛生面の負担を大幅に軽減
- フラットでシンプルなデザイン
シーリングライトは蛍光灯器具のような複雑な形状や凹凸が少なく、カバーがフラットです。これにより、キッチンにつきものの油汚れやホコリがたまりにくく、サッと一拭きで掃除が完了します。(従来の「掃除のしにくさ」から解放されます。) - 防虫機能付き
本体とカバーの間に虫が侵入しにくい構造(防虫機能)が採用されています。食材を扱うキッチンで、器具内に虫が入り込み、不衛生になるという悩みが解消されます。 - コストと交換の手間を削減
長寿命と省エネ・瞬時な点灯(スイッチを入れた瞬間に100%の明るさで点灯するため、蛍光灯のような「点灯までの待ち時間」がなくなり、急いでいる時や頻繁に出入りする際のストレスが解消) - 多段調光機能
キッチン全体を明るく照らすだけでなく、夜間の洗い物などでまぶしいと感じる場合は、リモコンで明るさを5段階(100%〜10%)に調整できます。
居室で HLDZ06208を使うメリット
多段調光機能(明るさの調整)、便利な常夜灯(豆球)機能、タイマー機能(おやすみタイマー)などの機能がそなわっています。
大まかな作業の流れ
| 工程 | 作業内容 | 担当者 | ポイント・備考 |
| 0. 準備 | 必ず分電盤のブレーカーを落とす | 電気工事士 | 感電防止のため、必ず作業対象の照明回路の電源を切ります。 |
| 1. 既存器具の撤去 | 既設の蛍光灯照明器具を取り外す。 | 電気工事士 | カバー、蛍光管、本体の順に取り外します。重量があるため、安全に注意が必要です。 |
| 2. 配線器具の設置 | 天井の配線を処理し、新しいLEDシーリングライト用の配線器具を設置する。 | 電気工事士 | 【重要】 蛍光灯が直付けだった場合、この配線器具(引掛シーリングやローゼット)の設置は電気工事士の資格が必須です。 |
| 3. 新規器具の取り付け | 新しいLEDシーリングライト(HLDZ06208)の取り付けアダプタを、配線器具に装着する。 | 一般の方でも可能 | 引掛シーリングにカチッと嵌めるだけの作業です。 |
| 4. 本体設置・接続 | シーリングライト本体をアダプタにはめ込み、配線コネクタを接続する。 | 一般の方でも可能 | 製品の取扱説明書に従って、本体を回転させて固定します。 |
| 5. 動作確認 | ブレーカーを戻し、スイッチやリモコンで点灯・調光などの動作を確認する。 | 電気工事士 | リモコンの初期設定(チャンネル設定など)もこのときに行います。 |
| 6. 片付け | 撤去した古い蛍光灯器具や梱包材などを適切に処分する。 | 電気工事士 | 蛍光灯には水銀が含まれるため、自治体のルールに従った処分が必要です。 |
作業前と作業後の比較




今回の交換工事の最重要ポイント
今回の交換工事において、最も手間と安全に関わる重要な工程は、工程2「配線器具の設置」です。
古い蛍光灯器具の多くは、天井に直付けされており、LEDシーリングライトを簡単に取り付けるための引掛シーリング(ローゼット)がありませんでした。
直付けから交換する場合:電気工事士が、天井の電線に新しい引掛シーリングを取り付ける工事が必要です。この工事があるからこそ、「照明器具交換電気工事」として専門業者に依頼する意味があります。
空間全体が明るくなり、天井の見た目もスッキリしました。薄型でフラットなデザインがポイントですね!
まとめ – わたしたちは、安心をサポートいたします。
「少し暗くなった気がする」「また変色してきた」などの気になるサインや「これってどこに頼めばいいんだろう?」と迷うようなことでも、いつでもお気軽に「株式会社エヌ・アイ・シー(川崎市中原区電気工事.com)」にご相談ください。プロの視点で点検させていただき、みなさまの安心をサポートいたします。
運営会社株式会社 エヌ・アイ・シー
お電話やメール、LINEでもお問い合わせ可能です。
営業時間 9:00 – 19:00 [ 日曜日定休 ]






