
「冷暖房の効きが悪い」
「電気代の急な高騰」
「異音や異臭がする」
店舗・工場などでお使いのエアコンでこのようなお困りことはございませんか?それは、もしかしたらエアコンが交換時期を迎えているサインかもしれません。
今回は、工場でお使いの業務用の天井吊りエアコンの濃い交換配管電気工事内容をご紹介いたします。
交換を検討するサインと費用目安
設置後10年〜15年:
一般的な寿命の目安です。この期間を超えると、故障のリスクが高まり、修理部品の入手が難しくなる可能性が高くなります。メーカーの補修用部品の保有期間は、製造打ち切り後9〜10年程度が目安とされているため、年数が経つと修理ができなくなる場合があります。
冷暖房の効きが悪い | 設定温度に達するまでの時間が長くなったり、以前より能力が落ちた感じがする |
電気代の急な高騰 | 経年劣化による機能低下で、消費電力が増えている可能性があります |
頻繁な故障や修理 | 年に複数回修理が必要な場合や、高額な修理(特に圧縮機など心臓部の部品)が必要になった場合 |
異音や異臭がする | 運転中にいつもと違う音や臭いがする場合 |
水漏れが発生する | 室内機から水が垂れてくるなど |
法定耐用年数について
会計上の減価償却で用いられる法定耐用年数は、実際の寿命とは異なりますが、一つの参考情報になります。
設備の区分 定格出力 | 法定耐/用年数 |
建物付属設備(ダクトあり) | 22kW超/15年 |
建物付属設備(ダクトあり) | 22kW以下/13年 |
器具・備品(ダクトなし) | —/6年 |
法定耐用年数を超えると、突発的な故障リスクが高まるため、交換を意識するのが現実的です。
これらの情報を踏まえ、お見積もりに関するやり取りの内容や、実際の工事内容についてまとめていくと良いでしょう。
費用目安・ポイント
- 既設が吊り下げ型(吊天井型)で、後継機も同じタイプの交換工事は、比較的スムーズに進めやすいケースが多いです。
- 「吊天井型は室内機が大きいため、搬入出経路の確認が重要」であること
- 工場の非稼働時間(休日や夜間)での工事日程を提案・調整
- 本体費用、既設機撤去・処分費用、新規取付工事費(電源工事、冷媒配管工事など)
作業前:エアコンの本体と室外機


主な作業内容
既設機の撤去作業:
- 冷媒ガスの回収(フロン回収)
- 室内機の撤去(最も重要な作業)
- 室内機の撤去(最も重要な作業):吊り下げ型の室内機は、本体が大きく重量があるため、安全に支えるための専用のジャッキや器具を用いて作業したことを強調。天井裏の吊りボルトから既設機を慎重に取り外し、安全に地上へ搬出。
新規設備の設置:
- 吊りボルトの確認・調整
- 室内機の設置
- 配管・配線接続
- 冷媒配管、ドレン(排水)配管、電源線の接続作業:特に工場では、結露水が大量に出る可能性があるため、ドレン勾配(水の流れ)を入念に確認
室外機設置と試運転:
- 既設室外機を撤去し、新型室外機を設置
- 真空引きとガスの充填:配管内の空気を抜き(真空引き)、規定量の冷媒ガスを充填
- 試運転と最終確認:リモコン操作、冷暖房の能力、異音・振動の有無、ドレン排水が確実に流れているかなど、全ての項目についてお客様立ち会いのもと最終チェックを実施。
作業中:

作業後:工事完了。新しいエアコンと室外機で快適な空間へ
配管接続、そしてそれぞれの配管内部を真空状態にする「真空引き」作業を丁寧に行い、試運転を実施。全体の作業内容を最終確認してから、正常な動作をしっかりと確認します。これで、全ての作業は完了です。
試運転と最終確認とは:リモコン操作、冷暖房の能力、異音・振動の有無、ドレン排水が確実に流れているかなど、全ての項目についてお客様立ち会いのもと最終チェックを実施します。



まとめ
既設機種: | – |
交換機種: | ダイキン |
対応地域(エリア): | 神奈川県川崎市中原区 |
交換を依頼する際は、
- なぜその工事が必要なのか
- 見積もりの内訳にどのような工事が含まれているのか
を事前にしっかりと確認し、信頼できる専門業者に依頼することが大切です。見えない部分までしっかり整備することで、快適なオフィス・工場空間で作業することができます。
「これってどこに頼めばいいんだろう?」と迷うようなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
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