共用部 漏電ブレーカー交換工事 パナソニック(Panasonic) BJW3303 電気工事 川崎市中原区

マンションやアパートの廊下の照明、自動ドア、給水ポンプなど、共用部の電気設備。
これらの安全を根幹で支えているのが「漏電ブレーカー」です。
この重要な安全装置にも寿命があることをご存じでしょうか?

今回は、アパートの共用分電盤に設置されている、古い漏電ブレーカーの交換工事について、プロの電気工事士がその重要性と共に解説します。

施工前の状況

こちらが交換前の分電盤内部です。

▲【Before】
交換前の漏電ブレーカー(上部の大きい黒い機器)。

漏電ブレーカーは、電気回路のどこかで漏電(電気が本来のルートから漏れ出すこと)を検知した際に、瞬時に電気を遮断し、感電事故や火災を防ぐための非常に重要な役割を担っています。

しかし、このブレーカーも電子部品の集合体であるため、経年により内部の部品が劣化します。
一般的に、ブレーカーの交換推奨時期は10年~15年とされています。
古いブレーカーを使い続けると、いざという時に正常に作動せず、重大な事故に繋がる危険性があります。

専門家による安全最優先の交換工事

【最重要】
分電盤、特に建物の大元となる主幹ブレーカーの交換は、感電すれば命に関わる大変危険な作業です。
必ず、経験豊富な「電気工事士」の資格を持つ専門家にご依頼ください。

停電作業と安全確認

この工事では、共用部全体の電源を一時的に停止させる「停電作業」が必要となります。
事前に建物の管理者様や居住者様へお知らせし、ご不便が最小限になるよう配慮します。
作業前には、大元の電源を確実に遮断し、検電器で電気が一切流れていないことを何度も確認します。

新旧ブレーカーの交換

安全が確保された状態で、古いブレーカーに接続されている太い幹線ケーブルを慎重に取り外します。
その後、新しい漏電ブレーカー(今回はパナソニック製 BJW3303)を盤面にしっかりと固定し、ケーブルを接続します。
この時、ネジの締め付けが緩いと発熱や火災の原因となるため、規定のトルクで確実に締め付けることが非常に重要です。

▲【After】
新しい漏電ブレーカー(パナソニック BJW3303)への交換が完了。

最終確認と復旧

交換が完了したら、電源を復旧させます。
最後に、新しいブレーカーの「テストボタン」を押し、正常に電気が遮断されるかを確認。
共用部の照明などが問題なく点灯することを確認し、全ての作業は完了です。

まとめ

漏電ブレーカーは、普段その働きを意識することはありませんが、万が一の時に居住者の命や財産を守る、いわば”お守り”のような存在です。
目に見える不具合がなくても、設置から10年以上経過している場合は、予防的な交換を強くお勧めします。

建物の電気設備の点検や更新は、建物の資産価値と安全性を維持するために不可欠です。
分電盤に関するご相談は、ぜひ私たち専門家にお任せください。

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既設機種:
交換機種:BJW3303
対応地域(エリア):神奈川県川崎市中原区

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